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デムナのDNAを踏襲した新生ヴェトモン、セレブの"そっくりさん"がショーに登場

 「ヴェトモン(VETEMENTS)」が1月17日、昨年秋に創業デザイナーであるデムナ・ヴァザリア (Demna Gvasalia)が退任してから初のショーを行った。

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 ヴェトモンは、2014年のデビュー当時から注目を浴び、カルト的な人気を獲得。デムナは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のクリエイティブディレクターに専念するために昨秋にブランドから退き、クリエイションはデザインチームが引き継いでいる。

 新体制として初のシーズンとなる2021年秋冬コレクションは、これまで通りパリのメンズファッションウィーク期間中に発表。今回はゲストへの招待状として、ペンライトが送付され、暗闇でペンライトを当てるとショーの日時や住所を確認できる仕掛けになっている。

 案内されたショー会場は薄暗く、スタート直前に「スマートフォンのライトをオンにしてください」といった内容のアナウンス。ショーが始まっても会場は暗いままで、観客はライトを頼りに目を凝らしてモデルを見る形となった。

 フーディーに太ももの付け根まである炎が描かれたサイハイブーツを合わせたファーストルックに始まり、ベルトジャケットや肩が極端に強調されたパッド入りのフォルム、消防士や警備員の制服をアップデートさせたピースや花柄のドレス、レザーのライダーズジャケットなどこれまでデムナが築き上げてきた「ヴェトモン」を構成する要素が至る所に散りばめられている。

 ショーの後にキーワードが記載された箇条書きのノートが送られてきた。「UPSIDE-DOWN TAILORING」の言葉通り、ジャケットなどのアウターは上下逆さまで仕立てられていたほか、「GVASALIA FOR PRESIDENT」(=ヴァザリアを大統領に)や「CENSORED」(=検閲済み)などのスローガンはキャップやデニムアイテムにあしらわれた。

 ゲストの視線を集めたのが、モデルの中に混じった著名人。マイク・タイソン(Mike Tyson)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ケイト・モス(Kate Moss)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)、シャロン・ストーン(Sharon Stone)といった姿があったが、全てフェイクだったようだ。会場の薄暗さで本物との見分けが難しかったが、ショーがフィナーレを迎えると照明が点灯。よく似た"そっくりさん"だったことがわかった。ヴェトモンらしいアイロニックや、ユニークな手法は健在だ。

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