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東コレが東日本大震災以来の中止決定、新型コロナの影響で

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 東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 A/W」(以下、東コレ20年秋冬)の開催中止が決定した。日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「関わるすべての皆様の安全・安心を最優先に考え、多くの関係各所との慎重な協議を重ねた結果、開催は断念せざるをえないと判断しました」と声明を発表。東コレの中止は、2011年に起きた東日本大震災の影響で取り止めた第12回「東京発 日本ファッション・ウィーク(JFW in Tokyo)」(2011-12秋冬シーズン)以来となる。

 東コレ20年秋冬は当初、3月16日から21日まで6日間の開催を予定。昨年8月に楽天が冠スポンサーに決定してから2度目のイベントとなり、本格的なサポートや関連事業の始動でファッションウィーク全体の活性化が期待されていた。

 JFWOは「開催方向でギリギリまで検討した」とし、苦渋の決断を強いられることになったが、今回の中止決定と発表については、「対応が遅すぎるのではないか」と参加予定だったブランドからは批判的な声も上がっている。2月25日12時時点で国内では139人の感染が確認されていたが、同日JFWOは「3月2日に実施の可否やそのほかの決定事項について発表する」との声明を発表。同日中に「ティート トウキョウ(tiit tokyo)」「ヨシダロベルト(YOSHIDAROBERTO™)」「ルプコ(RPKO)」が、参加者やスタッフの安全を考慮して新型コロナウイルスの感染防止のためショーの中止を決定し、すでに中止を発表していたブランドを合わせて計6ブランドのショーが無くなることがわかっていた。

 26日には、新型コロナウイルス感染症対策本部が約2週間(〜3月11日目安)を感染拡大防止に極めて重要な時期と位置付け、大規模なイベントの延期や中止を要請する方針を表明。国内では「第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER」(2月29日開催)などが無観客ショーへの変更や中止を余儀無くされた。海外のファッションウィークでも上海ファッションウィークの延期ソウルファッションウィークの中止が決まっていたことから、東コレ20年秋冬の開催可否について、参加予定のブランドから心配する声が上がり、早期決定および伝達を求められたという。28日時点で「マラミュート(malamute)」や「フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)」なども中止を決定。同日のFASHIONSNAP.COMの取材に対して、JFWOは「2日に公式発表するため現時点での回答は差し控える」と答えていた。

 JFWOのディレクター今城薫氏は日頃から「東京ファッションウィークはデザイナーのためのもの」と話しているが、対応の遅延や参加予定ブランドへの事前連絡の未達が生じたことで、デザイナーからは不信感を募らせた声も挙がっている。開催可否を2日に発表する連絡が通達された際には、公式会場の「渋谷ヒカリエ」のホールの使用について、オペレーションの変更案も含まれていたが、デザイナーへのヒアリングはなかったという。「どんな中でもショーを実現できるベストを追求して日々制作を進めているのに、オペレーションの変更について独断で決定されるのは正直どうかと思う。こういう事態だからこそコミュニケーションがあったらなと思った」「なぜ中止決定の前に話す機会を設けてくれなかったのか」「果たして本当にデザイナーファーストなのか」といった意見が参加予定だったデザイナー陣から寄せられている。

 一方JFWOは、参加を予定していたブランドに対して、公式サイトや国内外のメディアでのコレクションルック掲載をサポートするなどの支援を計画。3月6日にメディア、ブランドへの説明会を予定しており、その中で中止によるブランドのダメージを極力低減させる施策を発表する予定だという。

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