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香港のアパレルグループI.Tがコロナ禍で業績低迷、全スタッフを無給休暇に

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(出典元:I.T 官方商城)

5月25日、香港の大手アパレルグループI.Tが2020年2月29日までの2019年度業績を発表した。

新型コロナウィルスCOVID-19と2019年の香港への観光客減少の大きな影響で、純損失は7億香港ドル(約97億円)となり、4月初旬に発表していた予測の4億香港ドルを大きく下回る結果となった。

これはキャッシュアウトだけではなく、撤退や閉店による資産の減損も大きく影響している。

I.Tによると、特にコロナ禍の中で中国大陸の消費者の購買欲が大きく低下したことが小売産業へ大きな悪影響を与える結果となった。

財務面での健全な経営を続けるために費用の低減が必要とし、I.Tグループは2月と3月全てのスタッフに対し無給休暇を実施している。

香港小売管理協会(Hong Kong Retail Management)の統計データによると、このコロナ禍の影響で香港では5200店舗が閉鎖し、10400人の小売産業労働者が職を失う結果となっており、この流れは2020年後半にもさらに続いていく。

高止まりを続けていた店舗賃料、新型コロナウィルスCOVID-19の深刻な打撃、政治面での社会的不安は観光客の減少と小売産業への圧力に拍車をかけ続けている。中国政府の香港への政治的介入が強まってきていることもさらに影響を与えていくだろう。

また大手オンラインプラットフォームとの熾烈な競争が実店舗へ与えている影響も小さくない。

2020年2月29日までのI.Tグループの財務サマリーは以下の通り。

✔︎売上77.19億香港ドル(前年比12.6%減)
✔︎売上総利益47.34億香港ドル(前年比16.1%減)
✔︎売上総利益率61.3%(前年同期は63.9%)
✔︎純損失7.46億香港ドル(前年は4.44億香港ドルの利益)
✔︎中国大陸売上37億香港ドル(前年比9.4%減)
✔︎香港及びマカオ売上25.8億香港ドル(前年比23.3%減)
✔︎日本及びアメリカ市場売上10.66億香港ドル(前年比1.1%増)

兒玉キミト

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