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スタイリスト島津由行の思い入れのある品々が登場、「島津さん 孤独のメモリー」開催

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 ジュンが渋谷パルコ1階で展開している「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」のアートブックフェア"蔵出し"企画の最終章「島津さん 孤独のメモリー」が、7月26日まで開催している。

 「島津さん 孤独のメモリー」は、スタイリストの島津由行が紆余曲折の半生をかけて貯め込んだ逸品・珍品が登場する。身の回りに集まってきたものから最近手に入れたものまで、洋服だけでなく写真集や雑誌、ポスター、家具など思い入れのあるあらゆるものが並ぶ。

 1959年生まれの島津氏が、熊本で過ごした青春期を経て初めて海を渡ったのが1974年。アメリカ行きたさに距離感も考えず、サンフランシスコからロサンゼルス、ハワイへ旅立ったという。その後ビートルズなどの音楽に惹かれてイギリス・ロンドンに向かい、1981年にはパリへ。居心地が良いパリを拠点に、ギリシャからトルコ、東欧スロバキア、ユーゴスラビア、スペイン、モロッコなど陸と海を越える放浪が2年間続いた。その後戻ってからは「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」「ワールズエンド(Worlds End)」などのパリコレの裏方を始めるようになり、税関からの荷受け、フィッティング、スタイリストのフォローまで担当。「そこで初めてスタイリストという仕事があるのを知ったんです。当時、 関わっていたのは女性服のコレクションです。それまでは自分が着るための服や、自分が聴くための音楽というのに夢中だったのに、この女性服という、女性に着せて成り立つという造形美を知ったんですね。あの時代にパリで見たものが、自分のキャリアを決定的なものにしたんです」と島津氏は語っている。

 その後買い付けの仕事も始めた島津氏は、古着やヴィンテージ品の買い付けのためにアメリカのマーケットからロンドン、パリの蚤の市などに出向くようになる。「古着なんかは手で生地を触って、何年代のものだっていうのが大体わかってきたりしてね。プロの掘り師でした」「暗い中、懐中電灯片手に蚤の市に行くわけです。孤独な作業ですよ、掘るというのは」と島津氏。「完璧なコレクションなんかではないんですよ。でも、自分のところにあるより、今、若くてその時代を知らない世代に渡して使ったもらったほうが有意義でしょう」と思い切って手放すことにしたという。

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