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良品計画に聞く家具の定額サービス参入の狙い 年内にラインナップ拡充へ

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 「無印良品」や「イデー(IDÉE)」を展開する良品計画が、家具とインテリア用品の月額定額サービスをスタートした。サービス開始当初、「イケア(IKEA)」や「ニトリ(NITORI)」など大手はまだ参入しておらず、またテレワークの普及を背景にインテリア需要が急激に高まったこともあり、サービス開始前から大きな話題となった。「『所有ではなく利用』というモノとの向き合い方を広めていく」という理念の下で始まった定額サービスの狙いとは。

 良品計画の家具・インテリア用品の定額サービスでは、無印良品のデスクとチェアのセット「学ぶ/働く」、無印良品のベッドと寝具のセット「寝る」、イデーのソファ、ローテーブル、サイドボードのセット「くつろぐ」の3種の基本セットを用意。契約期間は最長4年で、1年単位での契約を受け付けている。期間が満了した際は「解約・返却」「契約延長」から選択が可能で、希望者はそのまま商品を買い取ることもできる(手数料は別途発生)。セット内容と契約年数により価格は異なるが、最低価格は「学ぶ/働く」セットの4年契約で月額800円(税込)と手頃な設定。満期まで利用すれば商品単体よりも価格を抑えることができる。7月17日のサービス開始から現在までの契約件数は約100件で、デスクとチェアのセットや、他の家具に比べて購入のハードルが高いベッドと寝具のセットなどへの申し込みがあったという。

 良品計画が定額サービス事業の構想を始めたのは1年半ほど前。担当者によると「2拠点生活の拡大やシェアリングの普及といったライフスタイルの変化に対応したもの」とし、新型コロナウイルスの感染拡大が直接的な理由ではないという。最大の目的は、家具の廃棄によるゴミを極力無くすこと。年度単位で居住地や生活環境が変わり、気軽に家具を利用・返品したいという消費者のニーズに対応するとともに、返却された家具は自社でパーツ交換や補修メンテナンスを行い、定額サービスへと循環させることで、ゴミの発生をなくしていきたい考えだ。現在のサービス対象は7店舗限定となっているが、今年12月を目途に自社サイト上で申し込みを受け付ける計画で、単品のプランを中心に提供していく方針。なお、他のカテゴリの定額サービスについては、衣料品は予定がないが、食品やグリーン(観葉植物)など一部では展開を検討しているという。

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