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フジックス、家庭用縫い糸の受注急増 手作りマスクで需要拡大

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 縫い糸を主力とするフジックスの第1四半期(20年4~6月)決算は国内事業がけん引し、増収増益となった。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に手作りマスク向けの家庭用縫い糸の受注が急増したため。この間の暖冬と新型コロナの影響によるアパレルの減産に伴う工業用縫い糸の受注状況は「一段と悪化した」(同社)が、家庭用縫い糸の受注増でカバーした。

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 第1四半期の連結決算は売り上げが前年同期比7.4%増の16億8100万円、営業利益は12.4倍の1億2400万円だった。連結売り上げの約8割を占める国内事業の伸長が全体を押し上げた。国内事業の売り上げは、日本製の家庭用縫い糸の受注が拡大して13.9%増。営業損益は前年同期がゼロだったが、1億900万円の黒字となった。増収要因とともに、販売価格改定による単価上昇と、コロナ禍で営業活動が停滞、国内イベントの中止により販売・管理費が減少した。

 一方、アジア事業は減収減益。主力の中国をはじめとする海外子会社は1~3月の業績が連結されているため、新型コロナによる事業活動の制限が業績を押し下げた。売り上げは16.4%減、営業利益は43.7%減だった。

 前期の決算発表時に非公表だった今期の業績予想は、第2四半期の数値を公表。連結売り上げは1.7%減の31億700万円、営業利益は168%増の1億9000万円を見込む。通期業績は「今後の状況を予測することは極めて困難」として未定。

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