ニュアンスカラーが都会的な雰囲気
クロスプラスは、ユニセックスで幅広い年齢層に向けたブランド「JSジュンコシマダ」(以下JS)を9月から自社ECサイト、百貨店期間限定店などで販売する。JSはこれまで、「ジュンコシマダ」「フォーティーナインアヴェニュージュンコシマダ」のコンテンツの一つとして、EC限定の安価なラインとして販売していた。それを20年秋冬から、ジュンコシマダの島田今日子ディレクター(島田順子さんの長女)のディレクション、デザインのもとに再構築、リスタートする。(赤間りか)
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JSの商品はコレクションラインであるジュンコシマダとの親和性が特徴となる。ジュンコシマダの今秋冬にあるルネサンスをテーマにしたグラフィックプリントは素材を置き換えて用いるなど、アイデアを取り入れている。キャラクター性の協調、再生ポリエステルを使うなどのサステイナブル(持続可能性)、スポーツミックスとストリートテイストもポイントだ。また、対象とする年齢を区切らないとはいっても、40代前半である島田今日子ディレクターと同世代を特に意識的に狙っていく。
立ち上がりの商品は、大きく入れた「JS」ロゴやグラフィックプリントのフーディ、それとセットアップできるイージーパンツ、エナメル調ナイロン・ポリウレタンのジョドパーズ、JSの柄のジャカードとプリントのシリーズでキャミソールブラウス、シャツ、ジャケット、シャツドレス、パンツなど。今日子ディレクターの父親のパンツをもとにしたツータックパンツ、島田順子さんのポートレートをプリントしたTシャツなどもある。グリーンがかったイエロー、ブルーとネイビー、コーラルに近いピンクといったニュアンスカラーが都会的な雰囲気。
Tシャツ7000~1万2000円、フーディー1万~2万5000円、ブラウス1万~1万8000円、ドレス2万5000~4万円、パンツ1万5000~2万6000円など。コート、スカートもある。
このブランドの実店舗は開かず、販売はほとんどECのため、まずは多くの人に知ってもらうためのプロモーションを計画中だ。唯一、松屋銀座本店のジュンコシマダの店では販売する。ジュンコシマダの事業全体は、ライセンスも含めたイメージと方向性の統一を、今日子ディレクターを中心に進めている。
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