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六本木に新たなアートコンプレックス「ANB Tokyo」がオープン、26組のアーティストと6組のキュレーターが手掛けるオープニング展が開催

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六本木に新たなアートコンプレックス「ANB Tokyo」がオープン、26組のアーティストと6組のキュレーターが手掛けるオープニング展が開催

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 六本木に新たなアートコンプレックス「ANB Tokyo」が10月11日にオープンする。オープニング展として、26組のアーティストと6組のキュレーターが手掛ける「ENCOUNTERS」を開催。会期は10月11日から11月8日まで。

 ANB Tokyoは、アーティストの⽀援やコミュニティー形成など、⽂化が息づく社会システムを醸成していくことを目的に昨年設立した一般財団法人東京アートアクセラレーションが運営。2階から7階までの6フロアで構成され、コミュニティーラウンジやギャラリー、スタジオとして運用しアーティストの制作活動サポートや、展覧会などの企画運営を行っていく。

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 オープニング展「ENCOUNTERS」は、ANB Tokyoの3階と4階、6階と7階の4フロアで開催され、「都市」「ストリート」「エコロジー」「パーティー」といった異なる4つのテーマを基に構成。予期せぬ「遭遇」から生まれる新しい創造をテーマに、石毛健太や丹原健翔、西田編集長、布施琳太郎、吉田山、Tokyo Photographic Researchがキュレーションを担当し、26組のアーティストが作品を展示する。

 3階「NIGHTLIFE」は西田編集長がキュレーションを担当。蛍光塗料を用いたペインティング作品やディスプレイを用いた作品を展開するホウコォ キュウ(Houxo Que)と、レーザー・アニメーションとライブ・テーピングを駆使した作品を発表するアーティストチームMESが、パーティーに見立てた展示空間を構成する。会期前、実際にパーティーが行われた会場は、1988年に六本木のディスコ「トゥーリア」で発生した照明装置落下事故をテーマとしたインスタレーション作品を中心に、祭壇を想起させるDJブースや、レコードのスクラッチと地蔵を撫でる映像が連動する作品などを展示。「夜の街」を着想に記憶の痕跡と、これからの出会いや変化の始点を提示しているという。

3階「NIGHTLIFE」

DJブースには巨大な蝋の塊りを設置。レーザーポイントで蝋が溶け出し、約1ヶ月の会期をかけて地蔵の形になっていくという

 「楕円のつくり方」と名付けられた4階は、吉田山と布施琳太郎がキュレーションを手掛けた。「正円は1つの中心から描けるが、楕円には2つの中心が必要である」という、楕円にある正円のフォルムにない歪さと個性に着目し、「ストリート」と「家族」の2つの中心を置いて企画されたという。会場では、家族と自分をテーマに写真を撮り続けている長島有里枝や、機械にグラフィティを描かせる作品で知られるやんツーをはじめ、NAZEやスクリプカリウ落合安奈、マーサ・ナカムラ、松田将英などの作品が並ぶ。

4階「楕円のつくり方」

やんツー、NAZE「船の上で地図を描いている」2020年

 コンクリートや梁がむき出しとなっている6階に、六本木で自生する植生を持ち込んだ「And yet we continue to breathe.」。キュレーターは石毛健太と、丹原健翔。会場では都市の表皮を反転させ、ビルの隙間や空き地に群生しているが見落とされている植物を、都会に生きる人間と重ね合わせた作品を展示。植物と人間の境界線を独自の視点で描く片山高志や郷治竜之介、林千歩の平面作品をはじめ、人間と植物の境目についてミクロな視点から描く山形一生の映像作品、一瞬のまばたきを永遠に留めるような喜多村みかの写真で構成されている。

6階「And yet we continue to breathe.」

石毛健太、丹原健翔「盛土(六本木)」2020

 ANB Tokyo最上階である7階では、「SOURCE/ADIT: Studio TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」を開催。写真の機能や概念を拡張させながら2020年代を迎えた「東京」を多面的に再解釈していくプロジェクト「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH(TPR)」のメンバーである顧剣亨、小林健太、小山泰介、谷口暁彦、田村友一郎、築山礁太、永田康祐、細倉真弓、三野新、吉田志穂、渡邉庸平ら11人の作品が並ぶ。写真家や現代美術家、建築家、メディアアーティスト、音楽家など多様な表現者たちの視点を源泉に、それぞれの特徴を生かした作品を通して、共働しながら模索していく「場」を表現しているという。

7階「SOURCE/ADIT: Studio TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」

田村友一郎「六本木心中/Roppongi Double Suicide」2015

 同展の主催である東京アートアクセラレーションの共同代表で、東京都写真美術館や金沢21世紀美術館などの学芸員としての経歴を持つ山峰潤也は、同展開催に際して「ENCOUNTERを複数形にしたタイトルは、このユニークなスペースと社会との遭遇を意味しています。今、世界は大変なコミュニケーション不全に陥っており、知らないもの同士が出会って何かを始めることは簡単なことではありません。ですが、この”大変”という言葉は”大きく変わる”ということも意味します。アーティストやキュレーターとの対話を重ねながら、社会が大きく変わるための初めの一石を投じる企画です」とコメントしている。

■ENCOUNTERS
会期:2020年10月11日(日)〜11月8日(日)
会場:港区六本木5-2-4 ANB Tokyo
時間:12:00〜20:00 ※入場は19:30まで
休館日:月曜日、火曜日
チケット:一般1000円 ※中学生、高校生、大学生は入場無料
※事前予約制 10人/毎30分程度
公式サイト

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