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「ルヌルヌ」の川邊靖芳が6年ぶりの個展「ANIMAGRA」を開催、あらゆる格差に問題提起

 「ルヌルヌ(runurunu)」川邊靖芳の6年ぶりの個展「ANIMAGRA」が、新大久保のアートスペース「新大久保UGO」で開催されている。会期は11月15日まで。

過去には「バルムング」、「ボディソング」と合同展開催
渋谷「FAKE TOKYO」で気鋭ブランドがインスタレーション

 川邊靖芳はドレスメーカー学院卒業。ホームレスを経験した後、「意味を軽くする事」をコンセプトに掲げたファッションブランド「ルヌルヌ」を立ち上げ、視覚表現を通じて宗教やヒエラルキー、ジェンダーなどの"境界線"を問う作品を発表している。ルヌルヌのアイテムは、異素材の断片を組み合わせることで生まれる偶然性のあるパターンと立体的な造型が特徴で、「できるだけ手を加えず、フラットな状態であること」を意識しているという。近年では身体や性器を彷彿とさせる形状のバッグや服を展開。併せてアイテムにまつわる写真や映像、インスタレーションなどの制作も行っている。

 個展「ANIMAGRA」は、エネマグラとラテン語で、「生命」や「魂」を意味するアニマを掛けた造語。2020年10月にオープンしたばかりの会場では、セクシャルマイノリティであったと言われているハンス・クリスティアン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)の著作「人魚姫」にインスピレーションを受けたポートレートをはじめ、キリスト教系カルト教団の信者である両親を持つ川邊の原体験に基づく作品を展示。ジェンダーセクシャルマイノリティへの否定的な観念と共存をテーマとした新作ファッションプロダクトや写真、映像、インスタレーションなどが披露されている。

 会期終了前日のの11月14日には、川邊と青山学院大学文学部英米文学科教授で言語哲学者のエリン・マクレディ(Elin McCready)、 フェミニストで自身もクィアである美術史研究者の近藤銀河によるトークイベントなどが予定されている。

■ANIMAGRA
会期:2020年11月11日(水)〜2020年11月15日(日)
営業時間:14:00〜21:30
会場:東京都新宿区大久保2丁目32-6 UGO 1F 新大久保UGO

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