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繊研plusビームスは1月10日まで、ソーシャルVR(仮想現実)アプリ「VRチャット」内で3D・CGアイテムやリアル商品を展示・販売するイベント「バーチャルマーケット」(Vケット)に出展している。「バーチャルならではの体験」の提供に注力している。
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店内1階正面には、上方へトルネード状に常に出展商品が流れるバーチャル什器を置いた。流れる商品に触れることで、同社の販売ページが開き、スムーズに購入できる。リアル店舗のような従来の陳列では一定のスペースに限られた商品しか見られないのに対し、この什器はコンパクトなスペースで、客が探す手間を省いて全商品を360度見られる。パナソニックの社内会社のコネクティッドソリューションズが考案、主催のHIKKYが制作支援した。
店舗の脇に設置したロケットの大型3D・CGは、来店者が仮想ボタンに触れると打ち上がる。宇宙ステーションで着用するウェアを開発したプロジェクトにちなんだ。
出展商品は、協業商品を中心としている。協業したアイドルのももいろクローバーZのサプライズ登場では、「コロナ禍でファンイベントが少なくなっている今、感染リスクを抑えながら間近でコミュニケーションできる感覚を得られる」とする。
平日の日中には、自社スタッフによるバーチャル接客をしている。日中は時差の関係で海外ユーザーのアクセスが多いことから、英語を話せるスタッフが中心に対応した。「接客を通じて海外ユーザーの購買意欲の高さを実感した」という。一部の出展商品は海外発送に対応している。
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