吉本興業と丸井織物は共同で、「T-1グランプリ」の開催を発表した。丸井織物のオリジナルグッズ作成・販売オンデマンドサービス「Up-T」(アップティー)で、吉本興業に所属する芸人70人がオリジナルTシャツを制作し、4月15日から7月14日までの販売枚数を競う。
開催に先立ち、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで4月15日、会見を開いた。司会は、本企画のアンバサダーを務めるお笑いコンビのかまいたち。丸井織物の宮本米蔵取締役兼副社長、宮本智行常務取締役兼ネット事業部部長も登壇した。国内外のスポーツからカジュアル、ラグジュアリーブランドまで幅広く素材を提供している自社の特徴や、インクジェットプリントとITを融合したUp-Tの強みをアピールした。
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会見の様子は、ユーチューブでライブ配信され、同時接続数は500人超。好きな写真やイラストを使い、オリジナルTシャツが1枚2000円(送料込み)から作れることを宮本常務が説明すると、チャットには驚きの声が相次いだ。作成したオリジナルグッズは、Up-T上のマーケットプレイスで在庫を持たずに販売できる。そこでブランドの目に留まり、デザインが採用された例もあるという。かまいたちの濱家隆一さんは「今後、Up-Tで人気を得て、有名になるデザイナーも出てくるかも」と興奮気味に話した。
会見の後半には、T-1グランプリに参加するZAZY、レインボー、コットンがそれぞれオリジナルTシャツを着て登場。チャットに販売先のリンクが張られると、「コットンさんの両方買いました!」と早速購入を報告する視聴者もいた。
T-1グランプリは、よしもとOmO部門、ヨシモト∞ホール部門、よしもと住みます芸人部門に分かれ、各部門の1位に30万円が贈られる。一般ユーザーが参加できる枠も設け、入賞順位に応じて10万~30万円の賞金を出す。Tシャツは1枚3000円。販売枚数は特設サイトにリアルタイムで表示される。初日午後2時の時点で、1位はすゑひろがりず。会見終了から3時間で54枚が売れた。
丸井織物は同15日から、かまいたちを起用したUp-TのテレビCMも順次放映する。
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