Photo by KisshoumaruShimamura
IMAGE by: 伊藤園
伊藤園が運営するコミュニティメディア「CHAGOCORO」で、「お茶」を通じて生物の多様性についての考えや理解、認知拡大を目指すメッセージキャンペーン「COLOURS BY CHAGOCORO」をスタートした。
キャンペーンは国際連合により制定された5月22日の「国際生物多様性の日」にちなみ制作。アーティストや音楽家、モデル、SDGs活動家、文筆家、茶農家、茶問屋など日頃からお茶を暮らしに取り入れている様々なジャンルで活動する35人が参加した。思い入れのあるお茶や生活の中におけるお茶との関係性、一杯を通じて思い浮かぶ情景など、それぞれの"お茶"にまつわるエピソードを紹介。地域、茶葉の種類、製法、道具、空間などお茶に関する情報を基点に、生き物としての茶葉と人それぞれの生き方の多様性を社会的なメッセージとして発信している。
参加者には、モデルの萬波ユカをはじめ、トラックメーカー／DJのSeiho、ジャーナリストの津田大介、古着屋「デプト（DEPT）」のオーナーeriや、フードエッセイストの平野紗季子、「パーミニット（PERMINUTE）」のデザイナー半澤慶樹、オカモトズ（OKAMOTO'S）のオカモトレイジらが名を連ねている。
各参加者へのインタビューは「CHAGOCORO」内で特別連載記事として紹介されているほか、公式インスタグラムの投稿からも読むことができる。
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Q. 思い入れのあるお茶は？ A.白葉茶の「山咲」というお茶。元々、祖父が観賞用として庭に植えたいからと言ってもらってきたのを父が商用に畑を作り、自分が受け継ぎました。新茶の時期に、父が「こんなお茶もあるよ」って飲ませてくれた記憶がありますね。杉山忠士（茶農家／しばきり園・園主）
Q. 思い入れのあるお茶は？［LIQUID］という古今東⻄の液体を扱うセレクトショップで知った、沖縄県・金川製茶（かにがわせいちゃ）の和紅茶です。香りが本当にきれいで、甘みと渋みが絶妙なバランスで同居していて。飲んだ感じもコロコロしていて丸いんです。平野紗季子（フードエッセイスト）
Q.思い入れのあるお茶は？ A.パートナーの実家のお父さんが京都の宇治出身で、毎年、京都の番茶、いわゆるほうじ茶を送ってくれるので、いつも飲んでいるんですが、スーパーのほうじ茶とは全然違いますね。香ばしさも茶葉の形も、お茶を入れたときの色も全然違う。まだまだ知らないことが多いんだけど、面白いよね。詳しくなりたいし茶畑にも行きたいです。エリン・マクレディ（言語学者／アーティスト）
Q.あなたにとってお茶はどんな存在ですか？実家にいたときは常にお茶があって、リラックスしたいとかの目的で飲むというというより、お茶ってふつうに飲むものっていうふうに考えていました。コーヒーが苦手なのとお水だけ飲むのも得意ではないので、いつもお茶を飲んでます。歩いて茶畑に行けるところに住んでいたので、祖父母と一緒にお茶摘みに行った思い出もあります。萬波ユカ（モデル）
Q.あなたにとってお茶はどんな存在ですか？二十歳ぐらいから海外ツアーに行くようになって、お世話になる人に抹茶点ててあげたら喜んでくれるんちゃうかってなって、おばあちゃんからもらった野点用のセットをいつもツアーのバッグに入れていた。Seiho（トラックメイカー／DJ）
Q.あなたにとってお茶はどんな存在ですか？ A.子どもの頃は毎朝、母が家族全員のお茶を淹れてくれていて。コ ロナもあって、今は母にも会えない状況が続いているんですが。そういうことがあっ ても前向きに頑張っていけるメンタルを作ってくれたのはお茶なのかもしれない。生 きていく上では、綺麗事だけではなく、辛いこと、悲しいこともたくさんある。でも きっと、それが、人間らしさであって。 変わらずそんな日々を見続けてくれるのがお茶の存在なのかな。（作原文子）
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