土屋鞄製造所の執行役員 三木芳夫氏
Image by: 土屋鞄製造所
土屋鞄製造所が、革製品のリユース事業をスタートする。まずは使い古した自社の革製バッグを対象とし、職人が修理して自社店舗で販売。価格は定価の6割程度に抑える。10月1日から31日までの試用期間を経て、2022年3月からの本格展開に向けて準備を進めるという。
製品の引き取りは無料とし、国内17店舗と配送(土屋鞄製造所の着払い)で対応。配送の場合は自社オンラインストアで手続きが必要となる。引き取った製品は西新井の工房で職人による修理・メンテナンスを経て販売。試用期間中に製品を提供した人には、大人用バッグの20%引き電子クーポンを付与する。クーポンの有効期限は2022年3月末(一部店舗は2月14日)まで。
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リユース製品は11月19日から「童具店・中目黒」での販売を予定。販売時は土屋鞄製造所の製品であることを示す認定書を発行するほか、新品と同様に修理サービスも受け付けるという。本格運用がスタートする来年3月以降は対象商品を拡大。実店舗に加えてオンラインストアでもリユース製品の取り扱いを検討する。
同社は以前から自社製品のかばんやランドセルの修理、ランドセルのリメイクなどを行っているが、サステナビリティへの関心の高まりを背景にリユースに参入。専門の職人の雇用創出にもつなげる考えだ。同社はリユースへの参入を、リペア・リメイク・リユースの3本柱を掲げたサステナブルなプロジェクトの第1弾と位置付け、プロジェクトで5年後(2026年)までに年間売上高5億円を目指す。
土屋鞄製造所の執行役員 三木芳夫氏
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