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セブツーコーセーは10月6日、世界的な芸術や文化を支援する活動の一環として、フランスの世界文化遺産であるヴェルサイユ宮殿の庭園修復事業に寄付を行うと発表した。
コーセーは「美の創造企業」として、芸術の持つ普遍的な「美しさ」や「本物」に触れることで得られる心の豊かさを提供するために、バレエ公演やクラシックコンサートなどの芸術活動の支援を行なっている。また、「自然の美しさ」についても、生物多様性によってもたらされる豊かな恵みを守るために、サンゴ養殖活動の支援をはじめ世界の様々な国と地域で地球環境の保全活動に取り組んでいる。今回、芸術・文化の支援と、持続可能で多様な生態系保全を併せ持つ取り組みとして、ヴェルサイユ宮殿の庭園修復事業に寄付したという。
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創設から300年を超えるヴェルサイユ宮殿は、豪華な装飾と壮麗な建築、それを囲む様々な植物に彩られた庭園によって構成される中世ヨーロッパの代表的な建造物で、1979年には世界文化遺産に登録されている。今回コーセーは具体的な支援内容として、ヴェルサイユ宮殿敷地内の「女王の樹林(Queen's Grove)」への桜の植樹を行う。支援額は175,000ユーロ(約2258万円*)。200本を植樹することでマリーアントワネット時代の木々の構成と衣装を復元する。今回、世界の著名な企業や団体がこの事業を支援する中、ヴェルサイユ宮殿が日本との植物学的交流に長い歴史があったこともあり、日本企業として唯一コーセーが選ばれた。
*1ユーロ=129円換算(10月6日時点)
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