ジャパンサイクルリーグと東洋紡は10月26日、事業拡大を目的としたオフィシャルパートナーシップ契約を締結したと発表した。また、このパートナーシップの企画から契約締結までは、アビームコンサルティングが支援したことも併せて発表された。このパートナーシップ契約は、6月30日付で開始されている。
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東洋紡は、2015年にフィルム状導電素材の「COCOMI」を開発しており、これがパートナーシップ契約の大きな理由となった。薄く伸縮性に優れた「COCOMI」は、電極部に使用することで、高い精度で生体情報を計測できるウェアラブルデバイスを実現できる。これまで、競走馬の心拍数測定用カバーへの採用や、5月にはサイクリスト向けの「COCOMIサイクリングアンダーシャツ」が販売されてきた。
このパートナーシップ契約では、「COCOMI」の認知拡大を目的として、レース会場や公式YouTubeで放映されるレース番組内で、広告掲載が実施される。また、レース会場に販売促進ブースを設置し、来場者に「COCOMI」を直接訴求することが検討されている。今後は、レーサーや「COCOMIサイクリングアンダーシャツ」の購入者から得たフィードバックを活用し、「COCOMI」の品質強化や、さらなる事業拡大を図っていく。
ジャパンサイクルリーグは、「自転車を通じた地方活性化促進」を合言葉に、2021シーズンからスタートしたサイクルロードレースリーグだ。主に、ホームタウンを持つ地域密着型チームと、国際自転車競技連合加盟の国内コンチネンタルチームで構成され、ホームチームと自治体、ジャパンサイクルリーグの3者連携で、全国各地でサイクルロードレースを開催している。10月30日現在、トッパン・フォームズや三菱自動車など、10社とオフィシャルパートナーシップ契約を締結している。
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