クーパーヒューイット・スミソニアン・デザイン美術館でのマスクの展示
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繊研plusニューヨーク(NY)のクーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザイン美術館で「デザイン&ヒーリング:伝染病に対するクリエイティブな反応」展が始まった。コロナを機に、過去の様々な伝染病発生時に生まれたデザインとコロナ禍で生まれたデザインを検証している。どんな困難な時でもデザインとクリエイションが存在する意味があると、再認識させてくれる展覧会だ。
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医療器具や野戦病院、アウトドアダイニングスペースなどのデザインとともに、様々なマスクが目を引く。イスラム教の女性たちがかぶるヒジャブの上に着用しやすいマスク、シーク教徒の人々がターバンを巻いても付けやすいマスクなど、民族衣装に合わせた実用的なマスクから、リサイクル素材を使ったユニークなデザインのマスクまである。フードのように服の一部のように見えるマスク、大坂なおみ選手が20年のUSオープンで「ブラックライブズマター」の一環で着用したマスクも展示されている。オープンソースされたフェイスシールド、折り紙スタイルのマスク、3Dプリントのマスクもあり、オープンソースの広がりも感じられた。会期は23年2月20日まで。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
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