中国の大手アパレル企業である新疆拉夏贝尔服饰股份有限公司 （通称“La Chapelle”）が、2020年度と2021年度の財務状況及び上海証券取引所の規定に基づき、上海証券取引所での上場を廃止する見込みが非常に高くなった。

La Chapelleは1998年に創立され、アパレルや服飾雑貨の小売・卸を中国全土で展開し拡大を続け、2017年には売上も104億元（約1800億円）にまで達していたが、近年マーケットトレンドとのずれや業態変革の遅れにより、業績の不振が続いていた。

時価総額も一時120億ドルに達したものの、そこから一転して経営は下降を始めていた。

専門家の間では、オフライン店舗に注力しすぎ、オンライン販売やデジタルマーケティングを軽視した結果だという分析が多い。