豊田貿易がイタリア発のフレグランス「カルトゥージア（Carthusia）」の日本における総代理店契約を締結し、春から日本で本格展開する。同社は1984年の創業以来初めてのアパレル以外の商材となる。

　カルトゥージアは、1380年ごろの伊・カプリ島から伝わる“最初の香水”といわれる水からインスパイアされ、1948年に修道院長がロ ーマ法王の許可を得てピエモンテの科学者の協力のもと伝説の香水を再現し誕生した。香水やディフューザー、アロマキャンドルなどのフレグランスを中心に、ハンドクリームやソープ、ボディローションなどを展開する。全ての製品はカプリ島の花々や果実、ハーブなどの天然素材由来成分で製造し、ボトリングやパッケージングなど全ての工程を手作業で行っている。伝統的な製法を貫き、完全ハンドメイドで限定生産するフレグランスは、2002年まで本国でも一般流通をしていなかったという。

　豊田貿易は、これまでヨーロッパのアパレルブランドのビジネスで培った専門的な知識・経験、ノウハウを生かし、日本国内市場における認知拡大・価値向上を促進。今春から順次販売し、全国の百貨店や専門店、セレクトショップ、ライフスタイルショップ、インテリア・雑貨関連のショップなどの幅広い販路の開拓・拡大を目指す。

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