都立商業高校6校の生徒にグループワーク主体の講義を実施
オンワード商事は今年度から、東京都教育委員会と東京都商業高等学校長会との産官学連携により、都立商業高校生に実践的なビジネスの学びの場を提供することを目的とした「東京プランニング・ラボ」に参画する。東京プランニング・ラボは、18年度に始まった都立商業高校の合同学習企画。同社は「30年のユニフォームを考える」をテーマに、第1回の講義を7月16日に開催。来年1月まで全5回の講義を担当する。
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東京プランニング・ラボは、都の教育委員会による商業教育改革の一環で、企業や地域社会と共同して必要な授業支援を行う組織として発足した「コンソーシアム東京」での合同学習企画。都立商業高校生がビジネスを実地に学べる機会を拡充し、高校生に実践的なマーケティングの学びを体験させることを通じ、ビジネスに対する本質的理解や進路の方向性の形成につなげる目的で実施。都立商業高校などの生徒たちが自主的に参加し、ビジネスの基礎を学びながら都内協力企業が提示した課題に企業の担当者と一緒に取り組み、実際のビジネスを学ぶ。
オンワード商事は、同社の社会的存在意義として1月に「ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。」という新たな指針を定めた。この指針を体現する行動として、子供たちに実践的な学びを提供し、ビジネスなどの体験を通じて社会課題を学べる出張授業の企画を立案。東京プランニング・ラボ企画に賛同し、参加する生徒に社会課題の学びの場を提供することになった。
今年度の東京プランニング・ラボには、都立商業高校6校から選ばれた2年生5人ずつが参加。1回目の講義では、ユニフォームの社会的役割について議論した。今後はファッション業界が抱える持続可能性に関する課題について学び、SDGs(持続可能な開発目標)の期限となる30年のユニフォームをテーマに、学校別に全ての課題の解決につながるビジネス計画を練る。調査も行い、提案書を作り、最終日にコンペ形式で発表する。
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