ソフトバンクの子会社で決済サービス事業のSBペイメントサービスは、物販ECサイトでの決済手段の利用実態についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
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調査によると、「よく利用する決済手段」(複数選択)は、1位クレジットカード(66.7%)、2位ペイペイ(23.5%)、3位コンビニ決済(12.7%)、4位楽天ペイ(10.8%)、5位代金引換(9.4%)となった。
「最も利用する決済手段」(単一選択)は男女全年代でクレジットカードが最多だった。ただし、10代男性のクレジットカード決済(26%)がコンビニ決済(22%)やペイペイ(19%)と大差なく、手軽に利用できる決済手段が浸透してきている。一方で年代が上がるごとにクレジットカードの割合は高くなる傾向にあり、60代以上の男性ではクレジットカード決済が86%と人気は根強い。女性は全年代で後払い決済を好む傾向にあることもわかった。
「最も利用する決済手段を選ぶ理由」は、クレジットカード決済が「分割払いができる」「残高を気にする必要がない」、ペイペイや楽天ペイでは「還元率が高い」「キャンペーンがある」「ポイントが付く」、コンビニ決済や代金引換は「セキュリティー面が心配でクレジットカードを使いたくない」「クレジットカードを持っていない」といった声が上がった。
過去2回(18年、20年)の同調査との比較では、「最も利用する決済手段」はクレジットカードの割合が圧倒的に多いことは変わらないが、18年調査時の80%から今回は62%まで減少し、他の決済手段の利用が加速している。2位はペイペイがコンビニ決済を追い抜いて浮上しており、非接触ニーズの高まりと、オンラインでもリアルでも利用できるQRコード決済の人気の高まりを象徴している。
「よく利用する決済手段が対応していない場合はどうするか」の設問では、物販サイトでは男女ともに60%がそのECでは購入せず離脱する傾向にあることがわかった。「この1年間でのECでの購入頻度」については、10代の半数以上、他年代でも25%以上が「増えた」と回答した。
以上の結果から、「決済手段の導入はEC運営における一つの重要な要素であり、よく利用されている決済手段を取り揃えておくことで購入率アップにつながる」とまとめている。調査は 22年2月14~21日に実施。調査対象は1年以内に物販サイトで何らかの商品を購入した10~80代の男女2528人。
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