「ザボディショップ（THE BODY SHOP）」が、ブランド理念に共感したアーティストの作品や地域に根差したエシカル素材を店舗に使用するプロジェクト「LOCALLY RELEVANT」として、美術家 長坂真護とコラボレーションする。9月22日にオープンする有楽町マルイ店を皮切りに展開する。

　長坂は、ガーナのスラム街に投棄される電子機器の廃棄物でアートを作る美術家。自身のアートの販売やリサイクル事業などで得た利益でスラム街の環境改善を目指す事業を行っている。ザボディショップのコミュニティフェアトレードにおけるコンセプト「援助ではなく取引を」という考えと共感し、コラボレーションが実現した。

　有楽町マルイ店は、よりサステナブルなストアコンセプト「アクティビストワークショップ」としてオープン。詰め替えサービス「リフィルステーション」や、東海道新幹線の再生アルミを利用した店舗内装など、エシカルなコンセプトを強化している。今回のコラボレーションでは、長坂のアート作品を店舗内装の一部に使用するほか、ガーナのスラムに投棄された廃棄物を再生利用したサステナブルな什器を採用した。

　またパッケージに長坂の作品を起用した「オープンキット」（全3種、各税込5100円）を発売する。ハンドクリーム（30mL）、ボディバター（200mL）、シャワージェルまたはシャワークリーム（250mL）のセットおよび、各種単品でも販売する。なお、上野の森美術館で開催中の長坂の個展「長坂真護展 Stil A “BLACK” STAR」（11月6日まで）では、ガーナの廃棄物で作ったチャーム付きの限定キット「ザボディショップキット SB／PG」（各税込5900円）を取り扱っている。限定キットの売上の一部は、長坂が行うガーナでの活動支援に充てられる。

■ザボディショップ：公式サイト