MINX shibuya smart salon
美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンが、美容室での新たなヘアケア商品の購入体験ができるサロン業態「スマートサロン(Smart Salon)」を立ち上げた。協業するヘアサロン「ミンクス(MINX)」が、同事業初の店舗、「MINX shibuya smart salon」を渋谷にオープンした。
スマートサロンは、ミルボンとヘアサロンが協働展開するビジネスプロジェクト。これまで、サロン専売品は美容室でしか買うことができず、試すことや香りの比較が難しいこと、購入のタイミングが選べないことなどから、買いづらさや物足りなさがあった。そこで、リアルとデジタルを融合した多様なコンテンツにより、お客自身が探す、試す、発見する、選ぶといった体験を可能とし、プロのスタッフのアドバイスのもと購入体験ができる新しいサロン業態をスタートした。
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サロンには、デバイスに並んだボトルの中から好みの香りを選ぶことでAIが好みの香りを言語化・診断し商品を勧める「カオリウム(KAORIUM)」や、駄菓子屋のように並べたサンプルサイズの商品から、美容師のアドバイスや気になったものをトライアル価格で購入できる「ダガシ(DAGASHI)」、使用したシャンプー・トリートメントに加え、ヘアカラーやメイクシミュレーション、フレグランス診断などを搭載したタブレット「スマートサロンビューア(Smart Salon Viewer)」などを用意する。さらに美容室で対面カウンセリングを受けた人のみが利用できるオンラインショッピングサービス「ミルボンID」で、商品を欲しいときにいつでも購入することが可能だ。3月にはミルボンID専用サービスとして美容師からの提案をお客のスマートフォンに届けるサービスも開始する。
これらのコンテンツを揃えることで、サロンを訪れる人に新しい商品と出合うワクワク感、気になる商品を自ら選ぶ楽しさ、香りやテクスチャーを試せる安心感を提供する。2月には大阪、北九州にも開店予定で、2026年までに全国100都市、500〜1000店舗の展開を目指す。
ミルボン 代表取締役社長 佐藤龍二氏は、「美容室は全国に20万軒あり、必ずリアルで行く場所だ。また定期的に行く場所であり、長時間滞在するという特性があり、ここにポテンシャルを感じている。美容室は美を生み出すプラットフォームとしての役割があると思っているので、美と心のコミュニティとなるビューティプラットフォームを美容師さんとつくっていき、美容室のあり方改革を行いたい」と語った。
MINXworld 代表取締役 高橋マサトモ氏は、「渋谷に出店した最大の理由は、渋谷という街の将来性だ。商業施設が続々と開業し、2027年まで開発が進むと聞いている。ラグジュアリーブランドの路面店も増え、おしゃれな人も増加しているこの街で100坪という大型店舗をオープンできることを嬉しく思う。新しいビューティ体験を通して新たな文化を発信できたら」と話した。
■ミルボン:公式サイト
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MINX shibuya smart salon
ミルボン 代表取締役社長 佐藤龍二氏
MINXworld 代表取締役会長 高橋マサトモ氏
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