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繊研plusハイケム(東京、高潮社長)は、PLA(ポリ乳酸)を使用した次世代のサステイナブル(持続可能な)素材「ハイラクト」で、サザビーリーグの子会社プレイ・プロダクト・スタジオ(東京、菅井隆行社長)、小野莫大小工業(東京、小野元延社長)と、PLA100%の長繊維を共同開発した。同素材を使ったTシャツをプレイ・プロダクト・スタジオの「メゾンスペシャル」で販売を開始した。
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開発したPLA長繊維は、シルクのようなドレープ性があり滑らかな風合いと、光沢がある。PLAの課題であった染色性の難しさを解決し、100%でも鮮やかな発色を実現した。ポリエステル製のTシャツと比べて「原料製造時のCO2(二酸化炭素)を86%削減する」という。メゾンスペシャルはトウモロコシ由来という環境に配慮した素材を使用して、オーバーサイズながら上品な素材感のTシャツに仕上げた。
ハイケムは、小野莫大小工業など日本の高い技術を持つ企業と共同でハイラクトのファッションへの展開を促進している。PLAが持つカーボンニュートラルの特性を生かし、ファッションのサステイナブルの未来を実現するために、ポリエステル素材の代替えとしての可能性を模索している。
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