創業110周年を迎えるアストンマーティンが、DBシリーズの新型「DB12」を発表した。ファーストデリバリーは2023年第3四半期に開始予定。DBシリーズ誕生75周年の節目の年に発表した同モデルは、走行性能を大幅に進化させた次世代スポーツカーと位置付ける。

Image by アストンマーティン

　DB12は、クラス最高の680PS/800Nmのパワーを発揮する4.0リッターV8ツインターボエンジンを採用。約0-96km/h（0-60mph）加速が3.5秒、0-100km/h加速が3.6秒で、最高速度325km/hで走行できる。エレガントなラインに仕上げたボディは彫像のような造形で、幅広いショルダーが特徴。ボディのカラーは伝統的なブリティッシュ・レーシンググリーンを現代的に解釈した「イリデッセントエメラルド」をはじめ、「ゼノングレイ」「サテンアルミナイトシルバー」「ニュートロンホワイト」「ハイパーレッド」を揃える。グリル部分は冷却性能を向上させるために開口面積を56％増加させたほか、フロントには近未来的なデザインのLEDヘッドライトを配置。センターコンソールを高い位置に設置することで、ドライバーが車との一体感を感じられる乗り心地を追求したという。

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　インテリアには、レザーインテリアの老舗「ブリッジ・オブ・ワイル（Bridge of Weir）」による手縫いのレザーを使用。長距離走行でも心地よい快適性を実現した。新しいキルティングパターンを取り入れており、最高品質のフルレザーまたはアルカンターラ® インテリアから選択可能となっている。このほか、新たにパートナーに迎えたスピーカーブランド「バウワーズ＆ウィルキンス（Bowers ＆ Wilkins）」によるサラウンド・サウンドシステムを導入した。また、パーソナライゼーションサービス「Q by Aston Martin」にも対応しており、細かなディテールの変更から、本格的なエンジニアリング、オーダーメイドのコンポーネント生産に至るまで様々なカスタマイズが可能となっている。

■アストンマーティン：公式サイト／公式インスタグラム