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繊研plus先日の取材で、最近のAI(人工知能)の進化について話題になった。小説を書いたり絵を描いたり、質問すれば何でも答えるAIも登場。「そのうち高性能な翻訳AIで、どこの国の人ともスムーズに会話できるようになり、外国語を勉強しなくてもよくなるのでは」と冗談交じりに話していたが、自動翻訳機の開発もかなり進んでいるらしい。
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別の取材で、外国人留学生が学ぶ日本語学校の校長の話を聞く機会があり、改めて言葉を学ぶ意味について考えた。その校長は「日本語を通じ、日本文化への理解を深めてほしい。他者への思いやりの心も知り、言いたいことを言うだけでなく、相手の言葉を聞く力、コミュニケーション力を養ってほしい」と語っていた。
話し合いを放棄して武器で戦い、国内外で多くの犠牲者を出した歴史を反省し、話し合いによる解決を誓った日本国憲法にも触れ、「武器でなく、言葉の力で互いに理解しようとする考え方を学び、世界に広めてほしい。世界平和に貢献し、地球を豊かにする人材を育成したい」と話していた。
確かに言葉を学ぶことから、AIに頼るだけでは得られない多くのことや考えを習得できる。言葉を学ぶ大切さ、言葉の持つ力に気付く貴重な機会となった。
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