ベンベルグの家庭洗濯を可能にする加工や複合を紹介するコーナーも
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繊研plus旭化成は、キュプラ繊維「ベンベルグ」の展示会を2年ぶりに開き、サステイナビリティー(持続可能性)、加工や素材の組み合わせによる新たな付加価値を訴求している。東京・恵比寿のザ・ガーデンルームで5月18日まで。
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昨春発生したベンベルグ工場の火災以来、展示会を中止していた。「新しい提案を多数揃えており、反転攻勢をかけたい」(橋本薫ベンベルグ事業部長)とし、今回展は「リスタート」をテーマに掲げる。
サステイナビリティーでは昨年、海水中でも生分解が可能なことを証明する「OKバイオグラデイブル・マリーン」を取得。RCS(リサイクルド・クレーム・スタンダード)100、原料調達先、カーボンニュートラルへの取り組みとともに紹介した。素材でも、ベンベルグ裏地のC反や生地耳の反毛、PLA(ポリ乳酸繊維)やウール、ヘンプなどエコ素材との複合とバリエーションを充実させた。
加工の提案も強化。特殊な加工で可能にしたベンベルグ100%のプリーツ加工、伝統工芸士と協業した板染め絞り染め加工など、新しい表情や機能を付加して打ち出した。製品染めやセルロース繊維を改質する「MVA加工」など、ベンベルグの家庭洗濯を可能にする加工や複合素材も訴求した。このほか、インナー、寝装向けの機能素材も展示している。
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