久しぶりにヒットしたサングラスはより存在感のあるものが支持された(「ステラ・マッカートニー」23年春夏)
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus春夏のファッション購買がコロナ禍前に戻ってきた。繊研新聞社が有力ショップを対象に、今春夏の売れ行きを総括する「トレンドチェック・結果」をアンケート調査したところ、リゾートやパーティーを目的としたフロアレングスドレス、サングラスが、それぞれドレスと小物の項目で1位になった。マスクの着用が個人の判断になったことを機に、TPOを意識したアイテムの需要が急速に回復しているようだ。
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そごう・西武は、富裕層やビジネスエリート層の海外旅行、出張の回復を受けて、ブラックタイに合うドレスやジュエリー、ヒールパンプスのほか、高級スーツケースなどが売れた。「フォーマルな場所で着用するアイテムの回復が顕著に見られた」という。松屋も「客のドレスアップしたい願望が高まっている」とし、「ステラ・マッカートニー」「バレンシアガ」などで、パーティーや食事会に向けたアイテムの需要が増えた。
サングラスはリゾート目的だけでなく、久しぶりにファッションとして楽しむ傾向も。レイ・ビームスでは、アイウェアの春夏売り上げが前年同期比30%増。阪急阪神百貨店は「ブラン」の期間限定店に加え、日本初の店舗がオープンしたアイウェアブランド「ジェントルモンスター」が好評だっだ。
トレンドテーマは、依然としてカジュアルな「スタンダード&ワーク」が人気だったが、今秋冬はこうした特定のシーンに合わせた商品群がさらに伸びそうだ。
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