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繊研plusジュエリー素材の高騰が続いている。昨年から今年春夏にかけて、ほとんどのブランドが価格を改定してきた。値上げ幅は、約1~2割。今後の先行きも不透明だが、クリスマス商戦を控える秋冬は、できれば大幅な値上げは避けたいところ。各社とも、デザインや物作り、MD面で工夫を凝し、価格への転嫁を抑えようと動いている。
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まず、価格への影響が大きい金地金に関しては、代替素材や品位の変更で対応したいとの声が多い。「ゴールドに偏らない素材構成や、付加価値をつけた価格設定で取り組む」(アガット)、「18Kで実現が難しいボリュームにはK10素材を活用し、手に取りやすい価格でデザイン性を維持する」(ヴァンドームヤマダ)などだ。「フェスタリア・ビジュソフィア」でも、「ステンレスなど、金地金を使わない異素材の商品もスタート予定。次の春夏に向けて更に開発に力を入れたい」とする。
このほか、「エテ」は、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みも兼ねて「自社やマーケットに眠っている石、材料などの有効活用や、適正な在庫の仕入れに努めている」としている。
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