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繊研plus11月前半の中国の2大イベントといえば、EC消費の盛り上がる〝ダブルイレブン〟と、BtoB(企業間取引)向け国際輸入博覧会だ。ダブルイレブンの売り上げ速報は、昨日から様々な中国メディアで配信されつつあるが、上海は11日から急に寒くなったので、もう一足早く寒波が来ていればと叫んだ販売業者も多かったことだろう。
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輸入博は消費低調のてこ入れ材料として力が入ると言われ、初日を除けば来場は多く、全館満遍なく人が入っていた。人気の分野はやはり食品と化粧品で、試供・配布品に長蛇の列ができた。
中国への浸透を強める大手企業は、ブランド発信・企業ブランディングの場として輸入博に再注目している。ただ、ブランディング効果は積み重ねないと分からない部分がある。バイクが売れている川崎重工業は、産業用設備を含めた自社事業のブース演出に力を入れている。ただ各事業ごとに取引先は分かれており、企業全体の認知向上は道半ばという。
大手の演出がどんどん華やぐ一方、中小企業は減っている印象。特にファッションゾーンでは小ブースは減り、それでも出展している企業は商品即売の場と割り切っている感じだ。毎年期待している来場者もいるので、ある意味では商品浸透の役割を果たしているといえるか。今回はロシアや一帯一路周辺国が目立ったのも特徴だった。
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