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低価格ブランド充実、外国人客で盛況な「なんばマルイ」

繊維業界記者・ライター兼広報アドバイザー
南 充浩

今年はコロナ自粛が完全に終わった。

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もちろん、まだマスクをしている人は少なからずいるし、マスク着用を義務付けられる場所もある。例えば病院とか。まあ、マスクをしたい人はし続ければいいと思う。別にマスクを取るべきとも思わない。毎年冬から春先にかけてはインフルエンザ予防と花粉対策でマスクをする人が少なからずいたからだ。それに当方は別に他人の口元なんて見たくない。人間の器官というのは口にせよ耳にせよ、よくよく眺めてみると結構気色悪い。そんな物をわざわざ見たいとは思わない。

また入院患者との面会もコロナ中ほど制限はされていないだろうが、コロナ前ほどフリーでもない。

コロナ自粛が解禁になったのは今年5月からだったと記憶している。その5月以降の人出の多さは驚くばかりであり、人混み嫌いの当方としては実に煩わしい状況となっている。

2020年春以降、すっかりガラガラの店や駅などの快適さに慣れてしまっただけに今の人出の多さはイライラする。

顕著なのが飲食店で特に今月は忘年会シーズンということもあり、金曜日夜・土曜日夜の予約が取れにくくなっている。大阪市内でいうと梅田の混雑ぶりが群を抜いている。ミナミ(難波・心斎橋)も人出は多いが梅田ほどではないと感じる。飲食店の予約でいうと梅田は本当に予約が取りづらい。ミナミはまだ少しマシで予約が取れる。梅田の一人勝ちではないかと感じる。

ちなみに先日、本町のミライザカに17時ちょうどに入店しようとしたところ全席予約で埋まっていた。金曜・土曜ではなかったにもかかわらず。オフィス街なので忘年会予約がぎっしりなのだろう。

物販でいうと、どの店も賑わっているのである程度の活気は出てきた。

そんな中でコロナ自粛明けで最も活気を取り戻したと感じるのが「なんばマルイ」である。鳴り物入りでオープンしたなんばマルイだったが、フロア面積の狭さもあってか、コロナ禍前からすでに売れ行き不振で撤退し始めたブランド店が多々あった。

特にメンズ衣料フロアはコロナ禍前から悲惨なほどに閑古鳥が鳴いていた。平日昼間なんてガラガラである。夜もそんなに客はいない。

そのうちにジーユーがオープンしたりセリアがオープンしたりと、徐々に空きスペースに低価格店の出店が増え、コロナ禍による来店者数の激減からアダストリアが全ブランドを撤退し、空きスペースにゲオのオフプライスストア「ラックラック」がオープンし、なんばマルイはユニクロ、ジーユ―、セリア、ラックラックが完備された激安店の集積施設となった。

今はさらに低価格店が充実しており、ジーユーの前にはレディース低価格ブランド「COCA」がある。

当方は少し前まで、なんばマルイのジーユーで値下がり品を買っていた。心斎橋OPAのジーユーが無くなってからは結構な頻度で値下がり品を買っていた。

だが、今年初頭くらいから天王寺MIOのジーユーで買うことが増えた。というかなるべく天王寺MIOのジーユーで買うようにしている。

理由はMIOポイントが貯まるからで、貯まったポイントで値引きしてもらえる。そこで100ポイントとか200ポイントが貯まると、その分を値引き品からさらに値引きしてもらって買っているというわけである。

だから、当方はジーユーの値下げ品はできるだけ天王寺MIO店で買うようにしているが、売り切れてしまっている値下げ品もある。

そんな時はジーユーの通販アプリで他店の在庫状況を調べて、その店に行くようにしている。MIOポイントが貯まらないのは惜しいが仕方がない。今回はデニムバギースラックスが990円に値さがりしたので在庫状況を調べたところ天王寺MIOは売り切れで、なんばマルイにあることがわかったので、泣く泣くなんばマルイに出かけた。

恐らく、コロナ自粛明け初めてのなんばマルイになる。

店内は平日昼間にもかかわらず結構な賑わいで、コロナ禍前ですら閑散としていたことと比べて驚かされた。

理由はすぐに分かった。外国人観光客が多いのである。それも人種問わずにである。外国人のお目当ては低価格ブランドでどの店でも満遍なく外国人で賑わっていた。

ラックラックもかなりの賑わいで日本語はほとんど聞こえてこない。今秋は結構イメージの高いブランドから相当売れ残り在庫が供給されたようで、ディーゼルとパブリックトーキョーの商品がかなり多く陳列されていた。59000円強するパブリックトーキョーのウールっぽい生地のロングコートが29900円に値下げされそこからさらに30%オフされていたので20900円で売られていたりと結構お買い得品があった。

そして目当てのジーユーに到着したわけだが、外国人客ですごい混雑ぶりである。繰り返すが平日昼間である。

ほとんどの外国人は備え付けの買い物かごいっぱいに商品を詰め込んでまさに爆買い状態で、1人で買い物かごを2つ・3つ抱える外国人も相当数いた。

そんな中、当方は目当てのデニムスラックス990円を1枚だけ買って早々に離脱したわけだが、土日や夕方以降はどれほどの混雑ぶりになるのか恐ろしいほどである。

なんばマルイでの外国人の混雑ぶりを先日。大阪市内在住の20代後半の若い女性にお話すると「コロナ自粛解禁後、なんばマルイは外国人の買い物客ですごい盛況ですよ」とのことで、外国人観光客の恩恵を最も被っている商業施設に転じているようである。

ともすると外国人客が高級ブランドを爆買いしていると報道されがちだが、実際のところ、外国人客は低価格ブランドで爆買いしている。特に欧米系客も相当数いて、ユニクロでは値下げ品を物色する白人系客をよく見かける。中国はデフレな上にあまり来日していないが(当方は来日しなくて良いと思っている)、欧米各国は高インフレのため、なおさら日本の低価格ブランドを買い漁っているのではないかと思う。また東南アジア系の客も相当多い。

なんばマルイの外国人客の人気ぶりに驚くとともに、日本の低価格ブランドが外国人客に相当評価を受けているということを改めて体感した次第である。

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