〝ピンク専門店〟の世界を表現(阪神梅田本店)
靴下メーカーの野富(奈良県広陵町)はオリジナルブランドの「ZOKZOK」(ゾクゾク)で、〝ピンク専門店〟のムームーと協業したソックスを立ち上げた。阪神梅田本店が次世代クリエイターの創作活動を支援するクリエイターズヴィレッジの期間限定店でデビューした。
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野富は多彩な編み機を約60台持ち、個性派デザイナーのOEM(相手先ブランドによる生産)などを長く手掛けてきた。ゾクゾクは自社ブランドの確立を目指して1年前に開発。「スビンゴールド」をはじめとする上質綿花使いのシンプルなリブソックスなどを企画し、阪神やJR京都伊勢丹、ECなどで販売してきた。「上質な定番靴下を継続しつつ、今後はこうした協業を増やしながら、目を引くソックスも強化していきたい」と話す。
一方、ムームーはピンクで統一したアクセサリー、服、服飾雑貨を展開する。ECやギャラリーでの限定販売のほか、滋賀県彦根市には内装まで全てピンクの世界にした完全予約型のショップを4年前にオープンしたユニークな企業。靴下をアイテムに加えようとするなかで、開発力や小ロット・QR対応に定評のある野富と取り組んだ。
2月13日まで開いた阪神での限定店では、野富のピンク系の新作6品番、協業商品5品番を紹介。家具やインテリアなどとともに、ムームーのコンセプトを表現した。協業ソックスは、ダブルジャカードやK式など多様な編み機の特性を引き出しながら、ムームーのMをモノグラム化した柄、大小二つのハートを組み合わせた柄などを開発した。ショート丈で税込み3800円、ロングで4000円。
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