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「シーイン(SHEIN)」が、現在予定している新規株式公開(IPO)について、ニューヨークからロンドンへ上場先の変更を検討していると複数の海外メディアが報じた。アメリカでのIPO申請が難航していることが理由だという。
同社は、2008年に許仰天が創業した南京希音電子商務からスタートし、2012年に現在のアパレルEC事業の本格展開を開始。現在は世界150以上の国と地域(2023年11月時点)にサービスを提供しており、毎日3000点以上の新商品を販売している。IPOに関しては2023年11月に報じられ、企業価値が2023年5月時点で約660億ドル(約10兆円)となっていたことから、ここ数年で最大規模のIPOとなる可能性があると言われていた。一方で、商標権や著作権の侵害でH&Mグループやクロムハーツ(CHROME HEARTS)、ユニクロなどから提訴されるなど、訴訟トラブルも取り沙汰されている。
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関係者によると、シーインはロンドンでのIPOを検討しながら、引き続きニューヨークでの申請作業も継続。そのほか、香港やシンガポールなどでの上場も検討しているという。
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