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PVパリ25年春夏に向けた「メゾン・デクセプション」、日本の美・技に注目

漆のハンドプリントで柄をつけた(湧元)

漆のハンドプリントで柄をつけた(湧元)

PVパリ25年春夏に向けた「メゾン・デクセプション」、日本の美・技に注目

漆のハンドプリントで柄をつけた(湧元)

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 【パリ=松井孝予通信員】2月のプルミエール・ヴィジョン(PV)パリで「メゾン・デクセプション」が開かれ、5カ国から20社が参加した。仏語で「傑出したメゾン」を意味するこのエリアには、PV側からアプローチを受けた企業のみ出展でき、展覧会のようなインスタレーションで提案し、バイヤーの入場も限定されている。

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 今回は特に、伝統と最新技術を融合させた芸術性の高いクリエイションが、ラグジュアリーブランドにインスピレーションを与えていた。

 日本からは最も多い5社が選ばれた。湧元は、児島産デニムの落ちわたを島根県で和紙とアップサイクルした素材を開発し、それに奈良時代から貴族の装飾に使われた漆のハンドプリントで柄をつけた。欧州ラグジュアリーブランドから「見たことのないクリエイション」との高評価を得て、鹿皮を使用した素材と合わせて、バッグ向けとして注目された。

 藍ろうけつ染め技法の青藍工房は、「アートを着る」をテーマに独自の技術、時代、創造性を合わせた工芸性の高い生地を披露した。新柄のカトレアはオーガンディをダブル幅5メートルカット仕様に工夫し、藍染めの既成概念にはなかったトレンドレスとして提案した。

藍ろうけつ染め技法で新柄を見せた(青藍工房)

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