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客単価半減、物価上昇がアパレル企業に与える打撃

客単価半減、物価上昇がアパレル企業に与える打撃

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 おいっ子が中学生になり、陸上部で頑張っている。最近は100メートル走の記録会があり、決勝に進出。送られてきた予選の動画を見ると、気持ち良さそうに風を切っていた。コロナが終息し、休止していたスポーツ競技活動も再開した。「陸上がしたい」と入部したおいっ子が、制約なしで部活に打ち込めるのは喜ばしいことだ。そう言えば、おいの両親が「陸上競技は意外と出費がかさむ」と話していた。

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 物価上昇の影響が、ここにきてアパレル店頭にも表れてきているようだ。先日、顧客が多く、客単価が比較的高いカジュアルセレクト店を取材した。「インバウンドがけん引したが、国内客は肩すかしだった」と連休商戦を振り返った。10万、20万円と高額品やまとめ買いをしていた顧客が、従来の半分強しか買わなくなっているそうだ。

 一般客も「Tシャツなら1万円以下、スニーカーも2万円ぐらいが最も動き、物の売れ方が変わってきている」という。記者も食費をはじめとした日々の生活費が上がっていて、前ほどは買い物を楽しみにくい。前述したようにコロナ下よりも出費機会は格段に増えている。店頭の動向がこれからどうなるのか注視したい。

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