花王がプレステージブランド「エスト(est)」を今秋から刷新する。第1弾としてブランド最高峰のエイジングケアライン「G.P.」を進化させ、化粧水「エストG.P. セラムイン ローション」と乳液「エストG.P. セラムイン エマルジョン」(2品目12品種、税込1万2650~1万3200円)を9月6日に発売する。肌解析の独自技術に基づいて開発した新商品と、オリジナルの新肌解析サービスを導入し、一人ひとりの肌の悩みにより密接に寄り添うブランドとして強化する。
2000年に誕生したエストは、「Energy」と「Science」を軸に展開し、来年25周年を迎える。花王グループが化粧品事業においてグローバルに注力するブランド群「G11」の1つで、エビデンスベースの皮膚科学とカウンセリングによる肌悩みに寄り添った提案が強みだ。
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今回ブランドが行った調査で、多くの人が自分のスキンケアに不安を感じていて、「自分に合うスキンケアが知りたい」というニーズが高いことがわかった。そこで肌知見をもとに、“肌の真実”に向き合った商品と、カウンセリングによって一人ずつ異なる“真実の美しさ”を引き出すブランドへと進化させる。ブランドによる肌の最先端研究では、花王が独自開発した「皮脂RNAモニタリング」を活用し、肌の悩みの原因を解析し、エイジングの要因を捉えた。共通成分として「APG コンプレックス」を採用。また、同社独自の植物工場「スマートガーデン(SMART GARDEN)」内の「エスト プラント(est Plant)」で栽培した植物から抽出した、高純度の植物エキス「SG ローマカミツレエキス」および「SG ロー ズマリーエキス」を含む複合保湿成分を一部の商品に配合した。
化粧水は肌の角化、糖化、酸化といったエイジングのそれぞれの要因に特化した3種を用意し、乳液は肌のハリ、明るさ、うるおいをケアする3種を揃える。すべてのアイテムの香りは、バイタリティーあふれるフローラル ウッディ調のブライトブーケの香りに仕上げた。
加えて、ブランドのヴィジュアルイメージも刷新。シンボルカラーとして揺らぎ立つエナジーをイメージしたトゥルーオレンジを、サイドカラーとして原石を磨き宝石のように輝かせていく思いを込めたストーミーブラックを考案し、世界観を伝えていく。店頭では顧客が主役となるように、あえてストーミーブラックを基調としたデザインを設計した。また、ブランドの専属美容部員であるグローイングパートナーの制服デザインもシックなブラックトーンに刷新する。
店頭カウンセリングでは、エストオリジナルの最新肌解析「トゥルー ビューティ スコープ(True Beauty Scope)」を導入。写真を撮るだけで肌のキメやみずみずしさ、メラニンの状態のほか、肌に与えるリスクなどを解析し、一人ひとりの“肌の中に眠る真実”を解き明かす。カウンセリングサービスは、グローイングパートナーによる「美容のプロのトリートメント」と、お客自身のスキンケアの技を磨く「レッスン」を両軸に提供していく。
そのほか、銀座の直営店「est Grand Store GINZA」(BEAUTY BASE by Kao内)を移転し、サブスクリプション ビューティ プログラム「エスト スキン アスリート ジム(est Skin Athlete Gym)」のサービスを提供する店舗として8月26日にリニューアルする。
エストブランドマネジャーの清原麻紀子氏は、「カウンセリングを中心とするブランドであることからコロナ禍で苦戦を強いられたが、特に直近2年は大きく成長し現時点で今年は前年比2桁増で推移している。コアターゲットである40代を中心に、肌悩みを抱える方、自分のスキンケアの正解が分からない方などにも支持されるブランドへと育てていく。最新知見を取り入れた商品はもちろんだが、私たちの強みはカウンセリングサービス。百貨店カウンター等でも新たな肌解析を導入したていねいなカウンセリングを強化していくが、移転オープンするエスト スキン アスリート ジムでは、より親身なカウンセリングでお客と長期的な関係性を築いていく」と期待を寄せた。なお、既存アイテムも今後順次リニューアルをしていく予定だ。
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