レーヨンを使った接触冷感素材などを豊富に揃えた
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plusアダストリアは25年春夏の独自開発素材で、接触冷感など猛暑に対応する機能性素材を拡充する。天然繊維の風合いを生かした素材も増やすが、合繊の混紡率を上げるなどして価格を抑える。
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綿・レーヨンの糸を使った編み地に、清涼感を与えるキシリトール加工のナイロンの裏地を合わせた生地は、チュニックやカットソー製品向けに開発した。夏用のニットトップ向けには、綿糸の芯にポリエステルを巻き付け、肌離れを良くした糸を作った。
「合繊100%の機能性素材を使った商品が自社ブランドに多いが、一方で天然繊維の風合いを求める客も増えている」(素材開発部)。既に実績がある麻とポリエステルなどを合わせた素材を拡充する。麻の高騰に合わせ、合繊の比率を増やし、価格を下げた素材を開発した。
綿のような風合いのポリエステル「コタット」も強化する。23年春夏の開始以来、自社ブランドで累計30万メートルの使用実績がある。新たに防透け機能を持つ生地を開発し、白シャツなどに使う。
自社ブランドの商品企画が製品をイメージしやすいように、R&D本部と連携し、トレンド調査に基づいた製品サンプルの展示も増やした。特にジーンズを充実させた。綿・リヨセルで6~8オンスの軽めの生地でシルエットは太めで、薄い青になるまで洗いをかけたものを推す。
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