ステファノ・カンティーノ
Image by: Kering
ケリング(Kering)が、「グッチ(GUCCI)」の副CEOとして入社したステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)が2025年1月1日付で同ブランドの新CEOに就任すると発表した。
ステファノ・カンティーノは、プラダグループに20年間在籍し、マーケティングやコマーシャルの領域で責任者を歴任後、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」でコミュニケーションとイメージ戦略の統括を担当。2024年5月にグッチに副CEOとして入社した。CEO就任後はイヴ・サンローラン社長兼CEOで、ブランド開発を担うデピュティCEOを兼任するフランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)の直属となる。
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現CEOのジャン=フランソワ・パルス(Jean-François Palus)は、1991年にケリンググループに入社。2023年7月からグッチのCEOを務め、ブランドが新たなステップに進むための土台を築いてきた。フランチェスカは「この過渡期におけるジャン=フランソワのグッチへの献身と忠誠に深く感謝しています。ステファノとグッチチームは、過去15ヶ月間で築き上げたものを土台に、グッチをブランドにふさわしいリーダーシップへと復活させるというミッションを成功させることを確信しています」とコメント。また、ケリングの会長兼CEOのフランソワ=アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)は「特に困難な時期にジャン=フランソワはメゾンが必要としていた勇気ある決断を下し、ステファノの執政のもと、新たなグッチが再び繁栄するための健全な基盤を築きました。また、ジャン=フランソワが過去30年にわたり、私との緊密で絶え間ない協力関係を築いてくれたことは、本当にかけがえのないものでした」と称えた。ジャン=フランソワはグッチCEO退任後、ケリングを退社すると見られる。
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