Image by: 経済産業省
経済産業省が、2025年大阪・関西万博に出展する日本館のアテンダントユニフォームを発表した。デザインは中田優也が担当した。
中田優也は、1988年岐阜県生まれ。オンワード樫山で「ベイジ,(BEIGE,)」のデザイナーとして勤務後独立し、2017年に自身のブランド「ポステレガント(POSTELEGANT)」を開始した。現在は、自身の運営する2ブランドを含め5ブランドのディレクションやデザインを行っているほか、アートディレクターとしてブランドや媒体のヴィジュアルディレクションも務める。
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アテンダントユニフォームは、ジャケットやパンツ、ベスト、カットソー、スカーフ、帽子、バッグといったアイテム構成。「日本の美意識を纏う」をコンセプトに美しさと機能性の両立を目指してデザインしたという。ジャケットは、年齢や性別を問わず多様なスタイルで着用できるよう、日本の伝統衣装である着物の構造を元に製作されており、帯状のベルトで自在にサイズを調整し着用者の体に合わせてフィットさせることができる。これに加え、付属の風呂敷でアイテムをまとめて持ち運ぶことができるようにするなど、日本の文化が感じられる工夫を施した。
ユニフォームには、植物由来のポリエステル繊維や、使用済みのペットボトルを原料としたリサイクル繊維など環境に配慮した素材を使用。また、単一の素材や原料で構成された製品を指す「モノマテリアル」を採用したため、リサイクルの際に分別する必要がなくなりリサイクルの工程が簡略化され、環境への負荷を大幅に削減することができる。ユニフォームは万博終了後に回収され再商品化することを検討しているという。
なお、日本の伝統的な履き物として採用された足袋は、「福助足袋」が一点ずつ職人の手により製作。留め具(コハゼ)で足をしっかりとホールドするため歩く際に安定感があり、足に綺麗にフィットすることから足もとを美しく演出する。鼻緒が当たる指股が傷みにくく、丈夫で長持ちするのも特徴だという。
Image by: 福助
今回のユニフォームは福助のほか、東レや帝人フロンティア、マキシン、NEWBASICの協賛によって展開。制作にあたっては、公益財団法人日本ユニフォームセンターが監修している。
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中田 優也
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