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渋谷と原宿、異なるインバウンド需要

渋谷と原宿、異なるインバウンド需要

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 2月初旬の平日、外国人観光客でにぎわう渋谷駅で、アメリカから来たという旅行客に「犬の銅像はどこにあるか」と聞かれた。ハチ公のことらしい。再開発の工事中で仮囲いがあちこちにあり、スマートフォンの地図を頼りに探しても見つけられないという。

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 リチャード・ギア主演の映画で『忠犬ハチ公』を知り、ぜひ見たいのだと話す2人連れを銅像まで案内し、その後、渋谷の専門店を取材した。外国人の客が増えて売り上げも伸びているのではと聞くと「それほどでもない」との答え。

 次に原宿の専門店を取材すると状況は真逆で、特に旧正月以降は免税売り上げが目に見えて増えているとの話だった。徒歩で行き来できる距離の渋谷と原宿でこの違いはなぜかと思い、調べてみた。

 東京都の調査では23年に東京を旅行した外国人客の7割弱が渋谷を訪れており、最近の混雑ぶりを裏付ける。だが、その目的は街並みや景観の探索が21.3%で最も多い。ファッションの買い物が目的という答えは14.8%で、原宿・表参道・青山の38.1%を大きく下回っていた。

 データからは渋谷見物の前後に原宿や表参道に移動して服を買うという行動パターンが見て取れる。外国人観光客が日本滞在中どこを何の目的で訪れるのか、きめ細かく把握すれば、インバウンド需要をピンポイントで狙えるかもしれない。

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