
Image by: 東急
2027年度を予定していた「渋谷スクランブルスクエア」の開発第Ⅱ期となる中央棟・西棟の完成が、2031年度に延期となることが発表された。
渋谷スクランブルスクエアを含む渋谷駅街区計画は、東急、東日本旅客鉄道、東京地下鉄により2010年に始動。渋谷駅改良、ハチ公広場や東口広場といった広場整備も同時並行で推進してきた。その間、豪雨対策として貯水量約4000立方メートルの東口雨水貯留施設整備、利便性向上のための埼京線や銀座線のホーム移設などを行いながら、2019年には渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期となる東棟を開業。開発第Ⅱ期となる中央棟・西棟は、回遊性や防災性を高めるための計画変更に伴い、開発スケジュールを変更した。完成後の1フロアあたりの売場面積は、東棟と併せて最大約6000平方メートルとなり、首都圏最大級の商業施設となる。
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同計画では、2030~34年度を「まちびらき最終章」と位置づけており、2030年度には、渋谷駅および渋谷の東西南北を地上とデッキ階で結ぶ歩行者ネットワークが完成予定。渋谷スクランブルスクエア西棟の前面に誕生する約3000平方メートルの歩行者デッキや、渋谷駅の東西を結ぶ最大幅員20m超の自由通路により、渋谷駅周辺の混雑が緩和され、宮益坂上と道玄坂上のスムーズな移動が実現するという。ハチ公広場などの5つの広場を含む駅周辺全体の再開発は、2034年度の完成を見込んでいる。
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■渋谷駅街区開発計画 第Ⅱ期(中央棟・西棟)の計画概要
事業主体:東急株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目23番外
延床面積:約9万5000平方メートル
階数:中央棟 地上10階 地下2階、西棟 地上13階 地下4階
高さ:中央棟 約61m、西棟 約76m
デザインアーキテクト:日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、有限会社SANAA事務所
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