
シャネルのロゴ
Image by: FASHIONSNAP
英国のブランド・ファイナンス(Brand Finance)が、ラグジュアリーおよびプレミアムブランドのブランド力を数値化したランキング「ブランド・ファイナンス Most Valuable Luxury & Premium 50 2025」を発表した。首位は8年連続で「ポルシェ(Porsche)」が獲得。一方で、急成長を遂げた「シャネル(CHANEL)」が2位に浮上し、これまで2位を保っていた「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3位に順位を下げた。
ランキングによれば、ポルシェはブランド価値が前年比5%減の411億ドルを記録したにも関わらず、8年連続の首位を維持。ブランド・ファイナンスは、中国と欧州での需要低迷が全体的な業績に影響を与え、価値を下げた原因となったと分析している。
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シャネルのブランド価値は、同45%増の379億ドルと急成長。海外メディアによれば、インド、メキシコ、カナダといった高成長地域への戦略的進出を進めたことが要因につながったとしている。3位のルイ・ヴィトンは同2%増の329億ドルだった。
4位の「エルメス(HERMÈS)」と6位の「ディオール(DIOR)」は2024年から順位を維持。「ロレックス(ROLEX)」は2022年に開始した認定中古品制度を通じて、成長を続ける中古時計市場での足場を確立したことなどを要因に、同36%増の188億ドルで5位に上昇した。
「グッチ(GUCCI)」は同24%減で9位に後退。8位に上昇した「フェラーリ(FERRARI)」は、希少性と高利益率のモデルを優先し続けたことが功を奏し、成長率でも36%増加となった。「ゲラン(GUERLAIN)」は同23%増でトップ10に返り咲き、香水市場での好調を反映している。
同ランキングは、ブランド・ファイナンスが世界最大規模のブランドデータベースと17万人以上の市場調査を組み合わせ、ISO 10668および20671に準拠した評価手法を用いてマーケティング投資、ステークホルダー評価、事業成果を基にしたバランススコアカードでブランドの強さを測定している。

Most Valuable Luxury & Premium 50 2025
Image by: © 2025 Brand Finance. All rights reserved.
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