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「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」が好調だ。2023年にラインをスタートさせた同ラインは、シンプルながら細部まで手が込んだこなれ感のあるクリエイションが評判を呼んでいる。始動から4シーズンながら、現在では長年の人気ライン「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」を凌ぐほどの人気を見せているという。
ユニクロ:シーは、「クロエ(Chloé)」や「ジバンシィ(GIVENCHY)」でディレクターを務めたデザイナー クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)を迎え2023年秋冬シーズンにデビューした。ユニクロの手に取りやすい価格はそのままに、「タイムレスであること」「長くワードローブに留まり続けること」を軸に掲げるクレアのエッセンスを加え、洗練されたデザインと快適な着心地、機能性を共存させたアイテムを提案。一部にカシミヤを使用した新作ヒートテックのようなシーズン限定品だけでなく、長期間店頭に並ぶ定番アイテムも手掛けている。
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ユニクロ:シー 2024年秋冬コレクション
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ユニクロ ユーは、「ルメール(LEMAIRE)」を手掛けるクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)をアーティスティックディレクターに迎えた新ラインとして2016年に始動。常に着る人に寄り添い、日々の生活をより快適に、より豊かにしていくといった意思を込めた、ユニクロ「LifeWear」の考え方にルメールのクリエイションを融合させ、タイムレスかつエフォートレスなメンズ・ウィメンズアイテムを毎シーズン展開している。2021年春夏シーズンには、初のキッズコレクションが登場。2024年秋冬コレクションからはルメールに続く2人目のアーティスティックディレクターとしてサラ=リン・トラン(Sarah-Linh Tran)が加わり、更なるクリエイションの進化を図っている。
ともに「タイムレス」というワードを掲げるユニクロ:シーとユニクロ ユー。ユニクロの広報担当者によれば、ユニクロ:シーは「洗練されたデザインとフェミニンな要素を落とし込んだエフォートレスなコレクション」、ユニクロ ユーは「デザイナーやパタンナーなど各メンバーの専門技術を生かし、着る人の姿を理想的に表現できる服を目指した未来のLifeWear」という棲み分けがあるようだ。


人気品番「スウェットワイドパンツ」(右)
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広報担当者は、ユニクロ:シーの人気の要因について「クリーンさやデザイン性のほか、日常着としての汎用性の高さが評価されている」と分析。特に2024年秋冬コレクションでラインナップされた「スウェットワイドパンツ」が発売直後からSNSを中心に話題を集め、ユニクロ:シーのコレクション認知と高感度層への訴求に寄与。好評を受け、現在ではシーズンレスで展開しユニクロ全体でも屈指の人気品番になっているという。
当初はウィメンズ展開のみだったが、2024年秋冬コレクションからメンズをスタートさせるなど、着実に進化を遂げているユニクロ:シー。ユニクロ ユーと並んで、ユニクロ事業を支える強力な両輪となっている。
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