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セールの早期化から“正常化”へ 7〜8月に新商品投入の動き強まる

セールの早期化から“正常化”へ 7〜8月に新商品投入の動き強まる

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 6月に入るとプレセールなどで値下げが始まる。メーカー及び専門店は、これから暑くなる実需期にセールはやりたくないのが本音。一方で、長い夏や暑い秋への対応などシーズンMDの見直しが進んでおり、これまでの6月や7、8月のセール時期に新商品を投入し正価販売を強める動きはより強まっている。

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 しかし、思うような成果にはつながっていないようだ。セールの購買意欲は低下傾向だが、まだまだ市場はセールへの関心が高く、全体的にセール時期に正価商品や新商品を購買する雰囲気にはなっていないと指摘する声も。新商品も価格設定や実需期に新たな魅力を感じる提案ができていない点もあるようだ。

 昔話で申し訳ないが、セールは8月に入ってからが普通だった。消費者も理解していた。それが我先に値下げして売り上げを確保するようになった。ある経営者は、「我々業界が作り出した習慣で、反省しなければ」という。

 価格では消費者は踊らないようになっているが、一気には変わらない。業界がセールの早期化を推進したように、時流や消費者心理に対応して、業界を挙げてセールの正常化を図る時期に来ているのではないか。

(伸)

最終更新日:

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