
Image by: FASHIONSNAP
老舗繊維メーカー ユニチカが、同社および同社連結子会社の日本エステルに係る繊維関連事業並びに重合事業について、セーレンに譲渡することを決議した。
ユニチカは、経営悪化を受けて2024年11月に繊維事業からの撤退を発表。事業再生計画の遂行により、2028年3月期には全事業での黒字化を目指しており、撤退事業に関する他社への事業譲渡などは、2025年8月までの合意を目標とし取り組むとしていた。
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今回の譲渡対象事業は、ユニチカの岡崎事業所で営んできたポリエステル重合事業、衣料繊維事業、不織布事業、産業繊維事業。雇用も含む承継を前提とした内容であること、供給網での混乱を最小限に収めることなどを勘案し、セーレンへの譲渡を決めたという。
今後は、ユニチカが設立する新設分割会社に同社よび日本エステルの譲渡対象事業を会社分割にて承継したうえで、その承継会社の株式を事業譲渡先会社に金銭を対価として引き渡す計画。詳細な手続きなどは、協議のうえ決定する。
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