
ジェントルモンスター(韓国で営業中のポップアップより)
Image by: FASHIONSNAP
グーグル(Google)が韓国のグローバルアイウェアブランド「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」に投資する契約を結んだと海外メディアが報じた。同ブランドを運営するアイアイコンバインド(II COMBINED)の株式4%を約1億ドル(約145億円)相当をかけて取得するという。
両者はAndroid XRを搭載したAIスマートアイウェアを共同開発すると今年5月に発表。アメリカ発のD2Cアイウェアブランド「ワービーパーカー(Warby Parker)」も共同設計に関わるとしている。グーグルは2012年に「Google Glass」を発表したが失敗に終わったことから、ジェントルモンスター、ワービーパーカーと手掛けるAIスマートアイウェアで再起を狙っている。
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海外メディアの報道によると、アイアイコンバインドは、2024年度に売上高7891億ウォン、営業利益2388億ウォンの実績を上げ、30%に近い営業利益率を記録した。このうち海外の売上シェアは38%に及ぶという。イギリス発のファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion、以下BoF)」が選ぶ、2024年の「BoF 500」には創設者ハンコック・キム(Hankook Kim)も名を連ねるなど注目を集めている。
スマートグラス市場は、2025年に入ってから本格的に盛り上がりを見せている。グーグルはジェントルモンスターのほかにケリング アイウエア(Kering Eyewear)ともAI機能を搭載したスマートグラスを開発すると発表。一方、メタ(Meta)は先立って2023年にスマートグラス「Ray-Ban Meta」を発売。また、同スマートグラスを共同開発した「エシロール ルックスオティカ(EssilorLuxottica)」とのパートナーシップを拡大し、複数のスマートアイウェアを開発する予定を明かしているほか、今月には「オークリー(OAKLEY)」と手を組み、AI機能搭載のスマートグラス「Oakley Meta HSTN」を開発したことを発表している。アップル(Apple)もスマートグラスへの本格参入が濃厚と見られている。
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