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シュタインが欧州で存在感拡大、転機はパリでのショー開催

ウィメンズ需要の高まり受け、XSサイズを追加

ssstein 2026年春夏コレクション

Image by: ssstein

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シュタインが欧州で存在感拡大、転機はパリでのショー開催

ウィメンズ需要の高まり受け、XSサイズを追加

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 デザイナー浅川喜一朗が手掛ける「シュタイン(ssstein)」が、海外卸先数を拡大している。元々は国内での取り扱いが圧倒的に多かった同ブランドだが、「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025」の副賞として2025年秋冬シーズンにパリでランウェイショーを開催したことをきっかけにヨーロッパの取引先が急増。2026年春夏シーズンで海外の卸先は60店舗前後となり、国内卸先数を上回った。

 シュタインは、セレクトショップ「キャロル(CAROL)」をオープンしたばかりの浅川が2016年秋冬コレクションでブランドを始動。「Stillness and motion , minimal and maximal , mode and tradition.」「無から有へ。そのはざまの部分を表現する。」をブランドコンセプトに、クラシックさを残しながらジェンダーレスに着用できるアイテムを中心に展開している。2024年には、世界で活躍するファッションデザイナーの輩出を目指すファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025」を受賞し、今年1月には副賞としてパリで初のショーを開催した。

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 現在のシュタインのメインの海外卸先国は、フランスとイタリア。海外卸を始めてからしばらくは中国や韓国といったアジアの取引先が多かったというが、パリでショーを開催してから現地バイヤーの目に留まり、ヨーロッパの取引先が急増した。欧州圏ではブランドの代名詞でもあるウール地のセットアップのほか、近年提案を強化しているデニムやブルゾンなどのカジュアルアイテムが好評だという。

 また、シュタインではメンズウェアのみを提案しているが、国内外でのウィメンズ需要を鑑みて、2026年春夏シーズンからは従来展開していたS〜LサイズにXSサイズを追加。ピッチはこれまで最小だったSサイズと比べて着丈、肩幅、身幅などの各項目がそれぞれ約2センチずつ短くなる。「あと少し小さかったら着たいのに」という女性の声への対応だといい、より幅広い客層を取り込むことで更なる飛躍を狙う。

 パリで2度目のショーを終えたシュタインだが、今後も新作の発表はパリで続けていく考えだ。デザイナーの浅川は「今のブランドの目標はパリファッションウィークのオンスケジュールに入ること。より多くの人に支持されるブランドになれるよう、努力を続けていく」と話した。

ssstein 2026年春夏

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