和菓子屋「とらや」が展開する「トラヤあんスタンド（TORAYA AN STAND）」が、北青山店と新宿店を8月31日に営業を終了する。これをもって、事実上の全店閉店となる。

　トラヤあんスタンドは、2003年4月に前身の「トラヤカフェ（TORAYA CAFÉ）」を六本木ヒルズに出店したことからはじまり、とらやの「あん」のおいしさや新しい楽しみ方の提案を強化するために、2016年にコンセプトを「あんのある生活を」に一新し、店舗名を「トラヤあんスタンド」に変更。「あんペースト」を中心に、とらやのあんを使ったお菓子を提案してきた。

　新宿店はルミネの複合商業施設「ニュウマン（NEWoMan）」第二期エリアとして2016年にオープン。北青山店は旗艦店として2017年に出店した。横浜にも店舗を出していたが現在は閉店しており、北青山店と新宿店の2店舗体制で運営している。

　とらやはトラヤカフェ時代を含めて開店から22年が経ち、「多くのお客様やお取引先様に支えられ、あんを初めて召しあがる方やこれまで馴染みのなかった方々へもその魅力をお伝えすることができたと思っております」とコメント。あんペーストをはじめとした商品は、引き続きとらやの店舗で販売するという。

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