「JW アンダーソン」がリブランディング 日常品とクラフトに焦点を当てた新たな展開へ
ジョナサン・アンダーソンの新展開

JW アンダーソン 2026年リゾート スプリングコレクション
Image by: JW Anderson

JW アンダーソン 2026年リゾート スプリングコレクション
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「JW アンダーソン」がリブランディング 日常品とクラフトに焦点を当てた新たな展開へ
ジョナサン・アンダーソンの新展開

JW アンダーソン 2026年リゾート スプリングコレクション
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ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、自身のブランド「JW アンダーソン(JW Anderson)」のリブランディングを発表。7月頭のオートクチュールファッションウィーク期間中にパリで新コンセプトを披露し、従来のシーズナルなコレクションから、クラフトマンシップを軸としたライフスタイルブランドへの転換を明確にした。
新たなJW アンダーソンでは、衣服に加え、家具、陶器、園芸道具、ジュエリー、アートピースなどを展開。いずれもアンダーソン自身によるキュレーションによって構成されており、イギリスを中心としたローカルクラフトとの協業が重視されている。スコットランド産のカシミヤ、アイルランドのリネン、イギリスの伝統的なシルクダマスク、そして日本製デニムなど、選び抜かれた素材が用いられているのが特徴だ。
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今後は従来のようなランウェイ形式での定期的なコレクション発表は行わず、必要に応じて実施する方針。アイテムはクラシカルな佇まいにJW アンダーソンらしいひねりを加えた、着やすく長く愛用できるものが中心となる。セールは行わず、在庫がなくなり次第、新たな製品が導入される仕組みだ。また、衣服やバッグのクオリティもこれまで以上に高められ、ブランドとしては初めて18金イエローゴールドを使用したラグジュアリーアクセサリーも展開される。
2026年リゾート スプリングコレクションとして発表されたラインナップには、「ウェッジウッド(Wedgwood)」が製作するルーシー・リー(Lucie Rie)の未発表ティーカップの復刻、ホートン・ホールで採取された蜂蜜、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)のランプやスツールの復刻、陶芸家のヒライアキコ(Akiko Hirai)の作品、アンティークの園芸道具、ポストカードティーズ(Postcard Teas)と共同開発したコーヒーフレーバーの紅茶、アメリカの画家ロバート・クリッケ(Robert Kulicke)の絵画作品など、多彩なアイテムが並ぶ。それぞれがストーリー性を備えたオブジェとして位置付けられており、ファッションの枠を超えたアンダーソンの美意識と「自分が好きなもの、そばに置きたいと思うもの」というパーソナルな視点のキュレーションを通じて、新たな世界観が提示される。
店舗空間も刷新され、ロンドンおよびミラノの直営店は9月に新コンセプトのもと再オープンを予定。さらに、ロンドンの家具街ピムリコなど新たなロケーションでの出店も進められている。店舗設計はロンドンを拠点とする建築事務所サンチェス・ベントン(Sanchez Benton)が担当し、温かみのある素材や柔らかな色彩を用いた空間は、手仕事の温もりを感じさせる現代的なディスプレイに仕上げられる。ブランドロゴもスリムな書体に刷新され、よりミニマルで洗練された印象へと生まれ変わった。
最終更新日:

JW アンダーソン 2026年リゾート スプリングコレクション
Image by: JW Anderson


























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