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カナダアパレル大手 ギルダン・アクティブウェア(Gildan Activewear、以下ギルダン)が、米アパレル大手 ヘインズブランズ(HanesBrands、以下ヘインズ)を約22億ドル(約3223億円)で買収し合併すると発表した。両社の補完的な強みを組み合わせることで、低コストの垂直統合型製造ネットワークを持つグローバルなベーシックアパレルリーダーを目指すという。
発表によると、今回の合併により少なくとも年間2億ドル(約293億円)のコスト削減効果が見込まれており、これは3年以内に実現する予定。さらに、2026年に約5000万ドル(約73億円)、2027年に約1億ドル(約146億円)、2028年に約5000万ドルのシナジー効果を見込んでいるという。
ギルダンは1946年にカナダ・モントリオールで設立された子ども服製造会社が母体となって、1984年に創業。2025年現在、世界に約30の自社製造工場を保有、アクティブウェアやアンダーウェア、レッグウェアを中心に取り扱い、2024年度は3億ドル(約439億円)を売り上げた。
ヘインズは1901年に紳士用アンダーウェア製造会社として創業。2024年通期は35億ドル(約5127億円)を売り上げたものの、前年の2023年通期と比べると売上高は約3.6%の減少、2024年には傘下の「チャンピオン(Champion)」を米ブランド管理会社 オーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group)に売却するなど、事業の立て直しを図っていた。
1ドル=約146.5円
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