「ロエベ（LOEWE）」が、ジョセフ&アニ・アルバース財団とコラボレーションし「アイデアのスクラップブック」をコンセプトとした2025年秋冬コレクションのキャンペーンヴィジュアルを発表した。前クリエイティブ ディレクター ジョナサン・アンダーソン（Jonathan Anderson）による最後のコレクションとなる。

　コレクションでは、ジョセフ・アルバースの絵画「Homage to the Square」とアニ・アルバースの織物にインスピレーションを得たウェアやアクセサリーを発表。8月28日から店舗およびオンラインで販売を開始する。

　キャンペーンの撮影はフランスの写真家アルノー・ラジュニ（Arnaud Lajeunie）が担当。全カットをポートレートで構成し、芸術への感受性を共有する多様な人物を通して、ロエベの創造的コミュニティを映し出している。モデルとして、アンバサダーを務める俳優ジアン・チーミンのほか、レスリー・マンヴィル、フェリックス・カメラー、ラフィー・キャシディを起用した。

　ポートレートはクローズアップとフルショットを織り交ぜ、コレクションの世界観を表現。アルバース夫妻の作品に着想を得たコートやアイコンバッグ、財布、小物のディテールに焦点を当てることで、手仕事の精緻さや質感を強調している。

　なお、コレクションは社会的活動と連動。非営利団体「ル・コルサ（Le Korsa）」と連携し、ジョセフ＆アニ・アルバース財団がセネガルに設立した女性支援施設「レ・フォワイエ・デ・タンバクンダ（Les Foyers de Tambacounda）」を支援する。また寄付金は、セネガルの裁縫集団「ストゥーラ（Sutura）」、ダカールのエコール・デ・ボザールが主導するアートプログラム「Tire Recycling Project」にも活用される。

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◾️ロエベ：公式サイト